平飼いチキンとアニマルウェルフェア
— GRANDSがフランスで製造する理由

柵の中で自由に歩き回り、ご飯を食べたり陽の光を浴びている様子の鶏たちの写真

こんにちは。GRANDSの六田です。

愛犬と暮らし始めて2年が経ちました。
時間が経つほどに愛情は深まり、今では何よりも大切で、かけがえのない存在です。

「ずっと健康でいてほしい」
「この子の一生が、できるだけ幸せなものであってほしい」

そう思うようになり、日々の食事についても、以前より深く考えるようになりました。

突然ですが、私がGRANDS(グランツ)の魅力の一つであると感じているのが、
主原料として使用している鶏や鴨が”平飼い”であるということです。

なぜ「平飼い」が良いのか。

そして、なぜGRANDSはフランスでフードを製造しているのか。

この記事では、フランスという国の背景とアニマルウェルフェアの考え方を通して、GRANDSのフードが「安心して選べる理由」をお伝えします。

1. アニマルウェルフェアと5つの自由とは

農場にいる動物を撮影した写真が3枚ずつの計6枚並んでいる。写っているのはロバ・ガチョウ・七面鳥・ヤギ・豚・ヤギである

アニマルウェルフェアとは、動物の身体だけでなく、心の健康にも配慮し、
できる限りストレスの少ない環境で暮らせるようにする考え方です。
日本では「動物福祉」と呼ばれることもあります。

家畜やペットを、感受性を持った生き物として尊重し、
生まれてから命を終えるまで、快適に過ごせるようにする。

それが、アニマルウェルフェアの基本的な理念です。

この考え方は世界的にも広く認められており、
フランスを含むEUでは、法律や現場のルールとして明確に定められています。

そして、この理念を具体的な指針としてまとめたものが「5つの自由」 です。

屋根のある半屋外の養鶏場で、2段に積まれた金網のケージの中に多数の茶色の鶏が並んで飼育されている様子

「5つの自由」

  1. 飢えや渇きからの自由
    — 新鮮な餌と水が、いつでも与えられていること
  2. 恐怖や苦悩からの自由
    — 強いストレスや不安を感じる扱いを受けないこと
  3. 体の不快からの自由
    — 安全で快適な環境で過ごせること
  4. 痛みや病気からの自由
    — 病気の予防や、必要な治療を受けられること
  5. 本来の行動をする自由
    — 自由に動き回り、羽を広げたり歩いたりできること

これらは、動物が人間社会の中で適切に扱われるための、最低限守るべき基準として位置づけられています。

2. EUはペット先進国である
― アニマルウェルフェアの意識が根づくフランス

平飼いされている多数の茶色い鶏が地面を歩いたりご飯をもらっている様子

GRANDSを製造しているフランスを含むEUではアニマルウェルフェアへの意識が非常に高く、家畜の飼育環境についても厳格な基準が設けられています。

たとえば鶏の飼育方法については、 2012年以降「バタリーケージ」と呼ばれる狭い金網のケージに閉じ込める飼育方法が禁止されました。

狭くて薄暗いケージの中に10羽ほどの鶏が閉じ込められている写真

現在、EU圏内ではすべての養鶏場が平飼い(ケージフリー)の環境で飼育することが義務付けられています。

効率や生産性だけでなく、「動物が健康で快適に過ごせるかどうか」を重視する考え方が、制度としても、現場としても根づいているのがEUの特徴です。

3. 日本の養鶏場の現状
―平飼いに移行する難しさ

平飼いされている鶏たちが木の棒の上で休憩したり地面を歩くなど自由に過ごしている様子の写真

平飼いとは、鶏をケージに閉じ込めず、床の上を自由に動き回れる環境で育てる飼育方法です。

羽を広げる、歩く、地面をつつく。
鶏が本来持っている行動を、日常の中で自然に行うことができます。

このような環境では、十分な運動量が確保され、骨格や筋肉が偏りにくく育ちやすいとされています。

飼育コストは上がりますが、動物がストレスの少ない環境で育つことができます。

2枚の画像が並んでおり、左が平飼い(EU圏は全て平飼い)のイメージイラスト、右がバタリーケージ(国内9割がこの飼育)のイメージイラスト

バタリーケージの場合、少ない面積で多くの鶏を飼育でき、人件費や設備費などのコストダウンができるというメリットがありますが、鶏がケージにぶつかってケガをする可能性があったり、身動きがとれないことにより鶏にストレスがかかる可能性があります。
また、飼料に大量の抗生物質を入れる場合が多いです。

日本ではいまだに9割以上の養鶏場がバタリーケージでの飼育を行っているのが現状です。

コストや設備の問題から、平飼いへの移行は簡単ではないという背景があります。

4. 飼育環境は風味や栄養価に影響するのか

グランツで使用しているお肉のイメージ画像。木のまな板の上にぶつ切りのお肉が4つほどあり、香草が2本添えられている。

鶏がどんな環境で育ったかは、
その健康状態を通して、原材料の質にも表れると言われています。

平飼いの環境では自由に動き回ることができ、ストレスが少なく、健やかな身体に育ちやすいとされています。

その結果として、肉質や卵の質が良好になりやすい、という考え方があります。

■ 平飼いチキンの魅力

  • 高たんぱく・低脂肪
    — 成長期からシニア期まで、年齢を問わず取り入れやすい
  • ビタミンB群
    — たんぱく質を効率よくエネルギーに変えるサポート
  • ミネラル
    — 免疫機能や健やかな体づくりを支える

といった特長を持ち、毎日続けるごはんとして、取り入れやすい原材料のひとつです。

項目が3つ並んでいる画像。左から「高タンパクで低脂肪なので全年齢の健康維持に」「ビタミンB群でタンパク質を効率よくエネルギーに」「ミネラルで免疫と成長をサポート」と書かれている

「原材料の育ち方まで知って選べることで、毎日のごはんに以前より安心感を持てるようになりました。」
(ティアラちゃん)

ベットの上に座りこちらを見ている茶色いトイプードルのティアラちゃんの写真

「以前フォアグラの飼育環境について調べたことをきっかけに、アニマルウェルフェアという考え方について学びました。それ以降私自身の食事でも平飼いの卵を選ぶなど意識をしていましたが、GRANDSさんのキャットフードが平飼いの鶏を主原料にしていることを知り、購入しました。もう1年半ほど続けています。」
(まろちゃん)

ソファに寝転がりカメラにお腹を見せてくれている、少し驚いたような表情の猫のまろちゃんの写真

5. GRANDSがフランスでフードを製造する理由

フランスの街並みを写した写真。赤や緑、青などカラフルな外壁やドアが左右に並んでいる

これまで、アニマルウェルフェアの考え方や、EUと日本における飼育環境の違いについてお伝えしてきました。

GRANDSは、フードの製造をフランスで行い、原材料もEU圏内で揃えています。

それは、アニマルウェルフェアの考え方が制度としてだけでなく、日常の中に自然に根づいている環境でフードづくりを行いたいと考えたからです。

フェンスの横を2羽の白い鶏が並んで歩いている様子。平飼いの鶏の自由な姿の1枚。

また、GRANDSが開発を始めた2010年代当時、日本ではグレインフリーで製造できる工場がまだ少なく、その点でもフランスは理想的な環境でした。

6. おわりに ― 安心して選べるごはんのために

ワンちゃんと猫ちゃんが並んで一緒にご飯を食べている様子の写真。左に黒と白の模様の猫ちゃん、右に白くて毛並みがフワフワのワンちゃんがいる。

GRANDSは、安全性や品質だけでなく、原材料がどのような環境で育てられてきたのかという背景も、大切にしたいと考えています。

家畜として生まれ、やがて人の手によって命をいただく存在であっても、生きているあいだは、できる限り快適な一生であってほしい。

動物とともに暮らす一人の人間として、そんな想いを持ちながら、原材料を選び、毎日のごはんとして形にしています。

これからもGRANDSは食べるよろこびと命への感謝を忘れずに、愛犬・愛猫が安心して食べられるごはんを届けていきます。